キーンコーンカーンコーン




予鈴のチャイムがなった。



「教室戻るか」


「…うん」




楽しい時間があっという間に過ぎていった。




私は渋々教室に戻る山城クンの後を追う。




「じゃあね。昨日はすいませんでした。」

私は自分の教室に戻ろうとした。



ガシッ




誰かに腕を捕まれた。


振り向くと愛しい人の柔らかい表情。




「ミハ、今日も一緒に帰る」



「え…?」


「また送ってくから」





「うん!!」



私はもちろんOKした。


しかも、私のことミハって呼んだ。