あれからと言うもの彰人とは一回も話してない。



目だって合わせないし、
こっちから会いに行ったりなんてしてない。



彰人とは学年が違うから
校舎内であまり顔を合わせない。



でもそんなある日。


「真帆〜?いつまでそうするつもり?」


沙織が言った。

「彰人が謝ってくれるまでずーっと」



なんて言ってみたものの…

本当は会いたくて
会いたくてしょうがない。


でも!

今回の件は彰人が
謝ってくれるまで
絶対に会わないもん!



「「あ」」



何て言ってるそばから彰人と会ってしまった。



…と言うか実は毎日会ってるんですよね。


食堂でね?


私と沙織が座ってる横にわざわざ座ってくるんですよ!


なんの悪びれもなく。


そんな行動にもうあきれて溜め息しかでない。