『ちょっと頭良いからって調子乗らないでくれる?』 「学年35位の君と学年1位の俺との差って、ちょっとなんですかねぇ?」 …また即答された。 しかも嫌味か!自慢か! そう、古川はとてつもなく頭が良いんだ。 こいつとは、高校へ入学してから初めて知り合ったけど、始めから変な優等生オーラをまとっていた。 だけど、色素の薄い髪と肌、ハーフのように綺麗な顔立ちの古川にアタシは一瞬で射抜かれてしまったわけで…。