わぁ、雷太感激ありがとう。




『美和、もう帰るぞ、頼むからもう亜喜良に絡むなよ。


亜喜良は性格もいいし、料理だって上手い、


美和は見掛けに拘り過ぎ、その人の中身を見ようとしない。


雷太、亜喜良悪かったな。』





「何でそんな事言うの、どうして蔵人まで亜喜良さんの肩を持つの?


蔵人もやっぱ亜喜良さんが好きなの?」





もう頭来た。





『うるさいんだよ、ガタガタといつまで駄々こいてんじゃねぇよ。


蔵人が好きなら、蔵人に好かれるように努力しろよ。

おまえ見てるとイライラするわ。


二度と店に来るなこのバカ女!』





「何で男女のあんたにそんな事言われなきゃいけないの。


蔵人はずっと私だけを好きでいてくれたのに、


男女が現れてから、蔵人はおかしくなったんだから。

みんなあんたのせい!」





美和さんが、側にあったコップを私に投げつけた。