美和ちゃんが亜喜良を見た。




「ねぇ、亜喜良さんからも言ってよ。


亜喜良さんは蔵人と友達なんでしょ。


私は男女の友情なんて成立しないと思ってるけどね。

まぁ、亜喜良さんって女ぽくないから、蔵人も亜喜良さんを女として意識してないんだと思う。」





美和ちゃんには亜喜良の良さがまるで分かっていない。




『美和ちゃん、俺の彼女を侮辱されるのは困る。


亜喜良はいい女だよ。


まぁ、美和ちゃんには亜喜良の良さが分からないと思うけど。』





「ふ〜ん、何処がいいんだか私には分からないや、


亜喜良さんは蔵人のタイプじゃないね。


蔵人は私みたいな小柄な可愛い子好きだからね。」




『美和いい加減にしろよ。』




「何で蔵人が怒るの、私は本当の事言っただけだよ。」




亜喜良は平気な顔でお客と話してる。




やっぱ亜喜良は可愛いや。