亜喜良が俺の顔を見る。




「仕方ないか、友達ならいいかな。」




亜喜良が自分に言い聞かせるように言った。




亜喜良断れよ、折角の亜喜良との楽しい時間が台無しだ。




『前園、じゃ今日から友達と言う事でよろしく。』




握手までしてやがる。




その時さっきまで泣いてた女が、「男女の友情なんて成立する訳ないじゃない。


あんた頭おかしいんじゃない。」




その女が亜喜良に掴みかかる。




おい、おい、泣きを見るのは君だよ、ほらね、




「ふざけるじゃないわよ、私を殴ろうなんて、100年早いわよ。」




亜喜良に振り払われた女がぶっ飛んだ。




だから、亜喜良に手なんか出すなよ。




女が亜喜良を睨み付ける。



『何するのよ、男女野郎!』




今のは完全に君が悪いよ。



決して男女は悪くありませんから。