ちょっと離してよ、何でこんな事するの?




どんなに暴れても離してくれない。




彼女は泣いてるし、私は抱き締められてるし、




これじゃ修羅場みたいに見えない?




蔵人助けて!




何で助けてくれないのよ。



青山君が私を抱き締めながら、『前園が好きなんだよ、どうしようもなく。』




あぁ、もうどうでもよくなった。




蔵人は助けてくれそうもないし、「青山君分かりました。あなたと付き合いますから離して下さい。」




『本当に、俺と付き合ってくれるの?』




もう、どうにでもなれ、こうなったらふて腐れてやる。




「でも、青山君私と付き合うには相当の覚悟いるからね。」





とことんあなたを振り回してあげるから!