甘いキス

「んじゃ、もう寝る??」

「うんッ!!」

「一緒のベッドで寝よ^^」

「いいの~??」

「つか、強制ww」

 俊に笑顔が戻っていた。

「んー」

「おじゃましま~す^^」

「......」

 近すぎて、緊張してしまう。

 なにも話せない。

 …その時。

「雛、もうちょっとこっち来て??」

 そう言って、ぐいっと引き寄せてくれた。

「あったかぁい^^」

 あたしは、俊の腕をぎゅっと抱きしめた。

「雛。」

「んッ??」
 
 顔をあげた。すると、

 chu
 
 俊が、キスをしてくれた。

 それは、あたしのファーストキスだった。

「ん。」

「雛、愛してる。」

 唇が少しふれる程度の軽いキスだったけど、
 
 あたしにとってはすっごく重いキスだった。

 俊がくれたファーストキスは、すごく甘かった。