「自分の絵を描いて、
レンにそれ返すんでしょ?」

「ん..ヴィスレンに..返さなきゃ...」

「ヴィスレンはレンで良いの!
絵も治したし。」

「..リフトが治したの?」

言われてみれば..感情を失っていない。

「あの!ありが...
..とう.....」

..顔を上げるとそこにはもう
誰もいなかった。