美しい十六夜の下


月を眺めつつ呟く少女の影がひとつ。





「絵..か...」

















「...良いものだけれど」





「あれが持つべきものではないわ...」















「見逃してはきた...否..」





「奴の考えの暁に..ロクな事はないわ...」












「..消すまで」