「ちょ…被害者にならない方法は…??」

「あぁ…それなら簡単ですっ!…患者は目に包帯を巻いてますから…気を付けれは大丈夫です。」


あぁ…それなら…できそう…かな?


あたしが納得したと思ったのか、黒木医師はあたしの前に“契約書”を差し出した。


「サイン…なさいますよね?(笑)…」


黒木医師の微笑みは悪魔の微笑みに見えて仕方がなかった。


「しますよ…っていうか…しないと外に出られないんでしょ」


あたしの言葉に黒木医師はただ笑っているだけだった。