いつも好きでした。

「どしたのさ?」

「女の子に奢られるなんてなんか嫌だな。」

「なにそれ。

逆に私は女だからって奢られるのは嫌い。

それにせっかく、頼んでないのにピアス探してくれようとしたお礼。」

遊佐が肩を震わせる。

「素直じゃないな。」

「笑わないの。」

「はいはい。」