「ありがとう…大切にするね」

嬉しそうに

何度も俺があげた指をを見て微笑む優夏さんが可愛くて

思わず抱きしめた。

「大好きですよ…」

「…ありがとう。」



本当は薬指にハメる指輪をプレゼントしたかったんだ。

だけど

それはできなかった。