いつも好きでした。

ウィーン

二人のそんな会話を聞きながら店に入ると

本当にカウンターの前は学校帰りの女子高生達で賑わっていた。

「いらっしゃいませ。あっ…優夏っ!」

バイトの制服でいつもと印象の違う薫が私達に気付いてくれた。

「約束通り来たよっ」