製品を造るとき
日本の品質管理と中国の品質管理とでは
何かが根本的に違う。

日本の品質の考え方は
どちらかというと使用する以前に見た目をけっこう重視します。

見た目が良いといい製品だなと思っているところがある。

賛否両論もあろうが
私の範囲の中ではそういうことだ。

これに対し
中国では使用そのものを重視する。

つまり見た目などどうでもいいのである。

使えるか使えないかが重要なのであって、
使わず捨てるようなパッケージなどは
買ったその場で捨ててもいいくらいだ。

ここが根本的に違うような気がする。

汚れていようが穴が開いていようが
縫製が雑でも使えれば文句はないと考えます。

これが基本的な中国人の考え方です。

ですが、
日本人はそうはいかない。

汚れてたら汚いと思う。

穴が開いていたら見た目が悪い。

縫製が悪いとすぐダメになってしまうんではないか。
と考えてしまう。

こういう考え方の違いが
中国生産品では苦労が絶えない。

ましてや、
アメリカ人やヨーロッパ人も品質は
あまりクレームをつけない。

品質に細かいのは日本人だけが持つ特長なのである。