「まぁ仕事一筋な私は家事なんてできなかったわけ…
プロポーズされたときに『俺が主夫になるから』って…」

「いいですね…」

「あんたもそれくらい、いい男になりなさいよ」

い、いい男って…
なんか旗本さんがいうとすっげぇカッコイイ…。

「ほら!もっと呑みなよ!」

「えっ…はい」

旗本さんに促されビールを飲んだ。

しかしなんというか…コップ要らずで缶から飲むところがこれまた男らしいっていうか…

いや…漢…か?

「そんなちびちび呑むなんて女々しいなぁ!」

「旗本さん、酔ってます?」

「ふんっ…悪いわね!私はザルよ!
酒すっごい強いんだから!
一度飲み会で酔いたいのに酔えなくて大変だったんだから!」

「…そうですか」

旗本さんって男の俺よりもずっと…カッコイイ。