それが俺たちの最後の会話でした。 智葉はその翌日、この町から姿を消しました。 茜も一緒に――…。 智葉は何の手がかりも置いていってないから…探しようがない。 いや、探さない方が智葉のためなのかも…。 そう考えると探しに行くのを躊躇う。 俺は、どうすればいい? 智葉、俺はお前を信じてる。 だから智葉も俺を信じてて――…。