「うーん…確かにそれは預かりたいのは山々なんだけど…
私たちだけで決めていいことじゃないでしょ?」
「でも…あたしは茜ちゃんの帰る場所になってあげたい…
それはいけないこと?」
「いいことだとは思うけど…
智葉…子供にはまだわからなくていいの」
「あたしそんな小さい子じゃないっ!
まだ大人じゃないけど…
子供っていうほど小さくない!!」
「私から見ればあなたは何歳になっても子供よ」
「知らない!もういいよ!!」
そういってあたしは病室を駆け出した。
初めて言い争いをした。
お母さんに負担かけちゃいけないからそういうことは我慢してきたけど…。
「あたしって最低」
最近家に帰ると葉月が不機嫌だ。
少し…怖くなる。
荒れないで…
あたしに…
悩み事を増やさせないで。