「勝てるかなんてあたしにはわからない。
だけど茜ちゃんのしてきた最低なことは、わかったよ。」

「脅したりとか？」

わかってて…！
そうか…茜ちゃんは全てわかっててやったんだ。

「最低っ……！」

「わかってるわよ」

こんな言い争いしてる場合じゃない

「こんな風に脅したりして人の心が掴めるわけないじゃない！」

「脅しで掴まるような心なんて興味ないわ。
私に反抗して反抗して…でも逃げられない。
私はそういう心にしか興味ないわ。
だってゾクゾクするじゃない？」

この子は想を傷つけて楽しんでたんだ！

……狂ってる。

「…ゾクゾクなんて…
あなた普通の神経じゃないよ！」

「わかってるよ？そんなことくらい
私は馬鹿じゃないもの」