『おい、想…』
『あ?アイスくらい、いいだろ別に
まだ少し暖けぇんだし』
『そうじゃねぇよ』
俺の視線は手に釘付けになったまま。
まだ真新しい傷がいくつもいくつもあった。
『それ、いつやったんだよ』
想は当時女遊びのせいでよく傷はつくったが、傷を見るからに古いものから新しいものまで
……似たような傷。
同一人物が、毎日のように傷つけてるようにしか思えない。
『あ?昨日とか、一昨日とか』
さらりといった。
『ダレにやられたんだよ』
『…………別に』
嘘は、吐かないやつだった。
一つ、見覚えのある傷が……。
俺の手にあるのとそっくりな…傷。
『なぁそれ、茜がやったのか?』
『………ともには隠せねぇなぁ』
そう言って想は話し出した。

