「もう、まったく……」

「ごめん……」

「とりあえず適当なとこに行こうか」

「ああ、疲れたなぁ……。
外で話すのかなぁ?はぁぁ」

お、おと!?
それは遠回しに外嫌って言ってるよね!?

「じゃあ、そこ入ろ」

近くにあったこぢんまりとしたカフェだった。

「か、かわいい!」

「わぁ、いいなあ近くにあって」

「そーかぁ?」

なんて気のない返事!
こんなに可愛いのに!!

「本当にともはそういうとこ無関心だよね」

………。

「はぁ?普通だ普通」

「そんなことないってばっ」

今更なんだけど、あたし気まずっ!

「……なんかごめん」

「あ!智葉!!ごめんねっ私ったら…」

「まぁとりあえず話しちゃうよ」

そういってともは案内された席に座った。