「う、ん……邪魔しちゃ悪いから出てきたんだぁ、あたし。」
そうなの…
と、おとは呟いたっきり黙ってしまった。
「これは…藤栄君とともの過去に関わるけど…
言ったほうが、いいわよね
まぁ、私もこの間知ったばかりなんだけど」
そう言っておとは話し出した。
おとはまるで何か嫌なものを体の外へ押し出すような感じで話しきった。
想の過去…。
縛られる現在(いま)…。
「彼女がいながら…なんであたしなんかと…」
「これも、ともから聞いた話なんだけど、彼女…藤栄君がいくら遊ぼうと
どんな女の子と二股しようと何しようと
何も…言わなくて、ケロリとしてたんだって」
茜ちゃん…それでもきっと、辛かったはず…。
本当に想が好きだったのなら…。

