「私は、智葉ちゃんにいてほしいの!」

「茜ちゃん、嬉しいよ。
でもあたしには、二人の邪魔はできないよ」

「そうなの?」

だからバイバイ
そういってあたしは病室からでた。


あれ…

おと?

「智葉…話があるの」

え…?

「場所変えよう来て」

そういうとおとはスタスタと歩き出した。

なんで
なんか…冷たい…。


あたしたちは近くのファーストフード店に入った。

「時が来たから…話そうと思う」

「…うん」

おとは静かに話し出した。

「私の悩みの種は智葉のことよ」

あた、し?

「えっおと…あたし何か…した?
何かおとに嫌な思いさせるようなことしちゃったの!?」

あたしの目には涙が溜まっていた。