「いいなぁ高校生!」

そっか…茜ちゃん…。

「私も…学校行って、友達作って遊びいって…ってしたかったなぁ」

茜ちゃん…ごめんなさい
あたし最低だ。

茜ちゃんがどんなにもがいても手に入れられなかったもの…
嫌々言ってるけど当たり前のようにする幸せを…

あたしは当たり前に持っているのに…。


そうだよ
強さ、素直
そんなのいくらでも何とかなるじゃない!

それなのにあたしったら…
なんて贅沢ものなんだろう?

「茜ちゃん!
あたし、茜ちゃんと友達になった以上傍にいるよ!
勉強だって必要なら教えるし」

「智葉ちゃん…」

「ね?」

「うんっ…ありがとう
私、智葉ちゃんとトモダチになってよかった。
声かけたのが智葉ちゃんでよかった」