とも……ちゃん？
何それ……？
っていうか誰よその子……。

「わぁい来てくれたんだぁ！嬉しいっ！」

なんなのこの子……。
この子は、ともの何？

「あれれぇ？そちらは？」

「ともの彼女です！！」

一瞬きょとんとして次の瞬間にはもう笑顔になっていた。
な、何この子――…。

「そっかぁともちゃん彼女できたんだぁ……
おめでとー！」

「ねぇ……」

私はこの子のことを聞こうとした。

「あ、ごめんね
私は茜！末吉 茜(ｽｴﾖｼ ｱｶﾈ)
すえきちって書いてすえよし
よろしくね」

できればよろしくしたくない
だってこの子
いい予感がしない……。

「ともちゃんと同じ学校？」

「茜！もういいだろ」

「え～……私だってともちゃんの彼女とお話ししたい」