「…なんであたしまで……」

「だから元凶だろうがボケが」

「ぼ、ボケッ!?」

「そうだろ?」

確かに…後ろ乗っけてって言ったのはあたしだけど…
いきなりスピード出したりする葉月も悪いわけで…。

「ネチネチとうるせぇなぁ
全く…」

「な、何よっいいじゃない
ってか漏れてた!?」

「ブツブツとな」

嘘―…心の中で言ってたつもりなのに…。

なんでいつも漏れてるんだろう?
このままじゃ…あたし…。

「ちゃっちゃっと歩け
夜中になんぞ」

いつのまにかあたりは暗くなってきていた。
「うるさいなぁ…
ねぇ、ご飯買ってかない?」

「それじゃあ良い主婦にはなれねぇな」

な、なんだって!?

「…そんないうなら作ってあげる!
そんなこと言ったことを後悔するくらいのをね!!」

「上等」