学校につき、靴に履き替える。
まだ早いため学校は静かだった。

あ、翔ちゃん……。

「お、おはよーございます…。」

「はよ☆」

なんか顔赤くなっちゃいそう。
緊張するってか…

「星とかやめて!あまちゃんのばか!」

「な!?」

「べぇぇぇ、だっ!」

あたしは走り去った。
やだ…カッコ悪…っつか子供…。
べぇぇぇ、だっとかいくつだよ


あ……想だ。

つい下を向いてしまう。

そのまま通りすぎようとした。

「やっぱ許してもらえない?」

意外な言葉が投げ掛けられる。

「え…?」

「…あ…悪い、つい」

「あたしね、見たよ
オンナのコと キス してるトコロ」

あたしの声は冷たかった。

「あ…あれは…」

「本当にアンタっていい加減!
そんなんじゃ許せるわけないじゃないの!
あたしね、想のこと
大っ嫌い!」