「………おはよーございます…」

「智葉~?テンション低くない?さっき騒いだばっかなのに……」

「朝倉…挨拶は目を見て「うるさい…」

あたしは翔ちゃんを見ないで、突き放した。

「ちょ…智葉!どうしちゃったの……!?」

イライラする。
なんで?なんでこんなイライラするの?

「朝倉!ちょっと来なさい」

「うわっ智葉のバカァ…」

ちなみに言うとおとはあまちゃんが従兄弟ってことは知らない。

「………ごめん、おと」

こんなんじゃダメ…前に進まなきゃ…。
早く早く…前へ―…。

「あまちゃん何処行けばいいの?」

「屋上、行こうか」

「は?閉まってんじゃん……」

あまちゃんはジャラっと音をたて鍵を出した。

「教師の特権」

「……」