「お前、最近やせたなー」 「え?」 「やせたよな。」 「やせたいから」 「悪いやせ方はするなよ?」 「大丈夫。」 「ま、大丈夫か。こうして今も食ってるし」 先生は、ほっとしたような笑顔で笑った。 「疑ってたの?」 「ちげえよ、心配してたの、俺は」 心配してくれて、ありがと、先生。 やせるね、あたし。