ひとりじゃないから






「わあ、」





「ん?」





「高いマンション、」





ほんと、高い。





「お前んとこには負けるって。ほらほら、入るぞ~」





「ん~」





ゆーすけの部屋は、ちょこっと散らかってて、丁度よかった。





「りんごアメ食うの、フォークいるか?」




「あ、いいの?」




「もちろん。」





ゆーすけは、すぐにフォークとお皿を用意してくれて、崩しながら食べた。