ひとりじゃないから





花火も終わって、車に乗り込んだ。





ずーっと手を握ってくれてた。





「ゆーすけ、すきい」





「お!かわいいこと言うじゃねえか」





「ゆーすけすき?」





「すきに決まってるだろ?」





当たり前に返してくれることが幸せだった。






だいすき、だいすき。





その気持ちがどんどん重なった。