ひとりじゃないから





「悪いな、こいつ人見知りだからさ。」




「じゃあ、これから仲良くなろうね。」




そういったのは、綾香さんの方。




暗めの髪をしっかり巻いて、お姉さんの格好してる。




そうだよね、ゆーすけだって先生やってるんだし。





「はい、」




「じゃ、また会おうぜ。」




「おう!またな~」




あっさり、別れてしまった。




あたしのせいだ、それしかないよ




だってだって、あたしがいなかったら、ゆーすけは楽しく過ごせてた。