月光夜







「父上に聞いたことがある。」



「フレディ様に?」



「あぁ。とても美しくやさしい人だったと。メイドや執事、俺達ダークドールに慕われていたと。」



「そうなんですか。せめて、一目だけでも生きている間に見たかったな…。」




「泣いているのか?」



「えっ??」



いつの間にか、頬に一筋の涙が流れていた。



どうして、私は泣いているの?