鏡の前で化粧をする。 その時だけ、一国の王女としてではなく、女としていられる時。 髪の毛も結い直す。 けれど、こんなことしたって無意味なぐらい分かってる…。 それでも、可愛らしく見られたい。 あのお方に…。 あのお方の瞳の中に私だけを写し出したい。 そんな独占欲を心の中に思うが、決してそんなことは表にはださない。 決して出してわいけない…。 それは、禁断のことだから…。