「この状況は一体なんなんだ…。」



アッシュが驚き呆れたように言う。



目の前に広がる光景は、悲惨なものだった。



荒れ果てた土地。



無惨に枯れた花や木々。



「どうしてこんなことが…。」



「きっと、あいつらのせいだ。」



「あいつらって??」



「ダークドールだ。」



「何でダークドールが??」


「あいつらは、お腹が空くと草木などや花の養分を吸うんだ。養分を吸われた草木や花は枯れる。」