「あら、違うの?」 「ち、違うよ!!」 「ふふ。まぁ気持ちには素直にならないといけない言ってのは、あなたが一番分かってると思うから」 「……。」 「よし、あたしはちゃんと伝えないことは伝えたからこの辺で…」 「行っちゃうの?」 「ええ。どうか、あの人よろしくね」 「分かった。」 「それじゃ。」 ミルは、会ったときと同じように微笑んであたしの前から消えた。 それと同時に、また記憶が途切れた…。