目の前に大きい城が見えている。



「お前ら覚悟は良いか?」


クリクリが私たちを見回した。



「俺は、大丈夫だ。」



「あたしも大丈夫」



「いつでも、準備は出来ております」



ルーンさんもまさかのこの戦いに参戦?



「わたくしも、参戦しますよ」



ニコリと笑ってそう言われた。



まさか、あたしの心を読まれた!?



恐るべし!ルーンさん!



「よし、ならわしの背中に乗れ。」



クリクリはいつの間にか、大きくなっていた。



「なら俺から先に乗る」



アッシュは軽々と背中に乗り、手を差しのべてきた。



「何?この手は…。」



「…見れば分かるだろ。お前が乗れないかもしれないから、手助けしてやってんじゃないか」



「あ、ありがとう」



アッシュの優しさに戸惑いながらも、手をおいてクリクリの背中にあたしも乗っる。



その後にルーンさんも乗った。