「これが、この国に伝わっている話だ」



「……。」



あたしは、なんともいえない気持ちだった。
ミルは、自分の好きな人を守るために命を失った。



「ミルは、幸せだったのかな?」



「どうだろうな…。ダークドールとの恋は禁断だからな」



「でも、亡くなる時に自分の気持ちを伝えた」



「複雑だな…。」



「うん…。」