月光夜






「お帰りなさいませ。キーン様!!」




ばかでかい門の前に立っていた、兵士さんたちがアッシュに敬礼しながらいった




やっぱ、警備の人がいるんだ




「あぁ、いつもご苦労。ありがとうな」



「身に余るお言葉です!! ところで、後ろにいる、変な格好をした女は一体…??」



「へ、へんな格好!!??」



まぁ、こっちの世界じゃへんな格好には変わりないけれど、さすがに言われると嫌だな…




「こいつは、‘予言者の子’だ」



「‘予言者の子’!? これはこれは、失礼いたしました!!」



「は、はぁ…」



何か一気に態度が、変わった…



な、何で?