らぶストーリー

「ほら、ジュース。」

「ありがとう。」


私は弱々しい声で言った。


「兄ちゃんでも、泣きたい時はいくらでもあるよ。」


黙って話を聞いた。


「でも男だし、もう18歳にもなれば、素直に泣けないから、お前が羨ましいよ。」


兄ちゃんは、私の頭を撫でて優しく言った。
「兄ちゃんに、話して。奈未が今思っている事全部聞くから。」


私は涙を流しながらゆっくり話した。

嫌がらせに進藤のこと。

兄ちゃんは私の話を真剣に聞いてくれた。


1時間も車の中で話をした。