先生と殴り合って10分くらいたった。 俺はボロボロなのに先生は傷一つ無かった。 「くそっ―…余裕です…か。」 ふと出た愚痴。 先生は振り返った。 「……何でそんなに強いんですか………。」 先生の傷のない顔をもう一度見てまた愚痴が溢れる。 そんな俺を見て何を思ったか、先生は笑った。 「―…その思いだ。」 「はっ?」 「その思いがお前を強くする。…なぜ勝てない。何で強くなれない。そう思って自分をもう一度見直すんだな。それがお前に今大事な事だ。」 先生は俺に笑いかけた。