そこには紅龍8代目総長がいた。 私を真っ直ぐ見つめる結真は素直に格好いと思う。 私は微笑み、結真の頭をクシャッと撫でた。 「ありがとう。青虎との話しは私が協力する。明日にでも青虎に行こう。」 もう後には戻れない。 全国No.1・2の族と組の乱闘が幕を開ける。 私が皆を守らないと―… でももしもの事があれば 私は命なんていらない―…。 その日の夜はやけに静かだった。