紅龍 ―2―




それから何回も隼人さんがパソコンを見つめて何かを呟くたびに俺は疑問を持つ。というのが続いた。





「なぁ、結真。」




しかし、それも終わりのようで。




「はい。何ですか隼人さん?」




笑顔で隼人さんに聞き返す。



「蘭の居場所が分かった。」



しかし、そう言った隼人さんの表情は




“悲しみ”




「蘭さんの居場所ですか…―いったいどこに?」




本当は少し躊躇い(ためらい)もあるが聞くになかった。





「お前も知っているだろう。」




「…―何がですか。」




「つい最近、かつて伝説と言われた黒桜会の2代目が名を上げた。」




俺はなぜここで黒桜会が出てくるのか分からなかった。




いや、




「その黒桜会2代目会長が―…蘭だ。」





分かりたくなかった。




こんな事なら隼人さんの考えている事なんて分からなくてよかった。