どうしても思ってしまう。
どうしても、苛ついてしまう。
そして、なら知りたいとも思ってしまうんだ。
「…―ねぇ、隼人君。それなら黒桜会の今も昔も教えてよ。何を背負っているのか教えてよ。」
ぼそっと呟くように言った。
でも、こんな静かな部屋では十分な声の大きさで。
みんなが反応して俺を振り返り見る。
…―きっと今の俺は見るに堪えないんだろうね。
俺を見た瞬間にみんなが顔を歪めた。
でも、俺は口を止めない。
「…―ねぇ、隼人君。俺は蘭を助けたいんだ。蘭に笑っていて欲しいんだ。今日見た蘭はね?目が闇に染まっている感じだった。あんなの蘭じゃないよ。」
皆の顔がさらに歪んだ。

