紅龍 ―2―



「…―お前等も反応を見るかぎり蘭が黒桜会だと知っているだろ?」




隼人の問いに龍がゆっくりと、小さく頷いた。




それを見て隼人は小さく笑う。




「まぁ、その蘭は今街ではRed owl。赤い梟と言われている。そして冷酷、血に染まる第二の桜鬼だとも言われている。」




冷酷、血に染まる第二の桜鬼。隼人はそう言った。




俺はそれを聞いて息を飲んだ。




冷酷?血に染まる第二の桜鬼?




だって、そんな言葉など蘭には似合わないよ。




似合わない―…よ。