―青虎― 光を失った虎は 暗闇のなか必死に藻掻いて光を探す 光が恋しい 恋しい―… と叫び泣き―… 本当に大切なものは 直ぐそばにありすぎて 失ってからではないと気付かない 「蘭。お前は俺等の―…俺の光だ。」 「蘭ちゃんの居ない青虎は青虎じゃないんだよ。」 「蘭!!俺、お前居ねぇと寂しいよ。」 「黒瀬ぇ―…お前何してんねん。」 「蘭。…―寂しい。」