こんな事、珍しいと思った。 惇さんのあり得ないほどの殺気もだけど―… 晃人のあの態度も。 「どうした。晃人。」 理事長室から離れて、俺は晃人に問いかける。 「あの女の子。―…だね。」 晃人は何かを言ったが最後の言葉が小さくて聞こえない。 「なんだ。」 「だから。龍は気付かなかった?あの子のしていたピアスとリング。」