「あぁ。…―それよりなぜ笑っている。」 「ふっ。いえ、特に気にしないで下さい。」 晃人が笑っているのを惇さんも不思議に思ったのか、眉間に皺を寄せながら晃人に聞く。 しかし、晃人は笑ったまま流した。 何かおかしい。 でも俺には何も分からない。 ただ、晃人の目先にあの女が居るのが分かった。 いったい……―っ!! 「か―…帰るぞ晃人。お前等も行くぞ。…―惇さん。今日はありがとうございました。」 俺は瞬時に晃人を連れて理事長室を出ようとした。 …―晃人、お前何やってる。 冷や汗が止まらない。