「学校に行くの、蘭ちゃんに拒否権なんてあげないからね。」 ほら。 やっぱり選択肢は一つしかない。 京花が笑顔で言う言葉は裏を返せば、 『嫌とは言わせない。』 本当に怖い妹だ。 しかもその妹。 じゃあねー。なんて言いながらこの時は部屋を後にしたが、2日後。 「学校行こうか―…。」 本当にきやがった!!! 一昨日は突然現れてすぐ帰ったが、今日は朝から本当に私を迎えに来た!!! 忘れてると思ったのに。