紅龍 ―2―





でも、その代わり黒桜会の在り方。銃の扱い方。心を無にする方法などこの世界の事を知った。




…―もう私は黒桜会に染まってる。




そう感じるのは人を銃で撃っても何も感じなくなったから。




撃つと言っても殺しはしないのだけど。




それでも人として何も感じなくなったと言うのは少し悲しくなるばかりだ。




まぁ、悲しい事なんて数えられいほどあったけど。





だから、笑わなくなったし目だって闇に満ちてきたって恭平に言われた。




ついでに京花には「その髪型と色似合ってない。あとその微妙な笑顔も。」なんて真面目に言われた。




さらに笑わなくなった。